行動配慮トリミングの概要

Behavior Consideration
行動配慮トリミングについて

行動配慮トリミング™とは、
動物行動学の科学的事実に基づき犬の心身の負担(痛い・怖い・嫌だ・疲れた等)をなるべく少なく行うトリミングのことです。
行動配慮トリミングを行う事でトリミングに対するストレスを和らげ、
リラックス(物事を冷静に判断)し施術を受ける事が出来ます。
※「行動配慮トリミング」はあじな動物病院・行動科が商標登録している言葉です。

Before
  • サロンに来ると怯えて震えてしまう…
  • 飼い主以外の人が触ると牙をむいて
    威嚇する…
  • お湯が苦手でシャワーを近づけると
    逃げ回る…
  • トリミング後はへとへとでいつも疲れ切っている…
After
  • 楽しそうに自らサロンに入って行く!
  • 手を差しのべたら自ら近寄ってくる
  • シャワーがかかっても落ち着いている
  • 帰宅後、疲れてなく
    普段と変わらず元気に過ごしている

なぜ犬にトリミング・グルーミングが必要か

人と犬が共存共生するため、双方のQOL(生活の質)を
向上・維持するために必要です。

伴侶動物として生きる犬たちは、生活全般を人に依存しなければ生きていけません。
様々な目的で作られ、原産国の風土に適し その特徴は多種多様です。
防寒に適した特徴であれば、暑さが不得意。換毛期には大量に毛が抜けます。
水辺での仕事に適した特徴があれば速乾な毛で覆われ、逆に身体を保温するのが不得意。
愛玩犬種に属する特徴があれば小柄で毛が抜けにくい代わりに伸び続けもつれになりやすく、結果、皮膚や目を傷つけやすくなります。
双方が快適に生活をするため、人の手入れ(トリミング・グルーミング)が必要になります。

一般的なトリミングで犬にかかる負担

「痛い・怖い・嫌だ」…行動配慮の無い状態でのトリミングによる
犬にかかる負担は様々です。

見た目を美しく注文通りに仕上げる事に重きを置き、価格を安価に抑えるため、効率重視になり短時間で仕上げることで、犬の心身の負担に配慮する時間が削られます。「痛い・怖い・嫌だ・疲れた」等に目を向けられない環境になりやすいです。

トリミングで犬にかかる負担

  • 飼い主以外に身体を触られる
  • 大きな音がするドライヤーで風をあてられる
  • お湯で身体を濡らされる
  • バリカンの音と振動
  • 顔を持たれる
  • 高さのあるテーブルに乗る
  • 身体の周りで刃物が動く
  • ほかの犬の臭いと存在

この他にも多くの刺激があり、それを体験します。
全く配慮せずトリミングを行うことは、私たちが認識する以上に高い高いハードルです。

DOG THREEの取り組み

犬の動物行動学の知識
  • 各犬種の特徴
  • 習慣
  • 性別
  • 年代
  • 刺激によるホルモンの影響
  • 古典的(印象)条件付け
  • オペラント(学習)条件付けなど
犬のボディランケージ
  • 顔の向き
  • 目や耳の動き
  • 舌の動き
  • リップの開き
  • 脚と尾の動き
  • 呼吸の仕方
  • 姿勢
  • 体重のかけ方など

無理に負担をかけず、犬の感情やストレスレベルを読み解いた上でトリミング施術を行っています。

※動物福祉とは

  • 動物が精神的・肉体的に十分に健康で幸福であり環境とも調和していること

※5つの自由

  • ①飢えと渇きからの自由
  • ②不快からの自由
  • ③痛みや負傷や病気からの自由
  • ④本来の行動がとれる自由
  • ⑤恐怖、抑圧からの自由
アニマルウェルフェア(動物福祉・5つの自由)の考え方についてはこちら
Promise
DOG THREEでは、施術による負担のかかりやすい犬に行動配慮トリミングを行い、
少しでも作業が良い印象になるよう努めます。
  • ポジティブビヘイビアサポート(罰が無い・好ましい行動を褒めて伸ばす)で施術を行います。
  • トリミング一つ一つの作業、環境を確認させる時間を設けます。
  • どうしてもしなければいけない作業の場合、犬が嫌がる刺激はなるべく少なく、
    そして短時間で行う努力をします。
  • 嫌がる作業で排除できる事があれば排除をします。
  • おやつが好きならば、美味しいおやつで苦手を克服する手助けをします。
  • その犬に合わせた道具の使い方、種類の選択。施術内容を見直します。
    (道具のコンディションはいつも最善な状態の物を使用します)
  • 待ってほしい、疲れた等を伝えている、あるいは必要な場合は待つ時間や休憩時間をとります。
  • 注文通りのスタイルに仕上げる事を優先するために、過度の我慢を強いる作業があれば飼主に
    報告し、互いに譲れる内容を提案します。

パピー・ジュニア期のサポートメニュー「初めてのトリミングレッスン」

この世に生まれて10ヶ月までの一生に一度の特別なメニューです。

お家以外の環境で色々な犬の臭い、金属の臭い、シャンプーの匂い、
知らない人に触られる、シャワーから湯が出て、ドライヤーからは大きな音と風。
目の前で動くハサミ、足の裏をバリカンで剃られたり、爪を切られたり…
私たちが何も感じないことでも、犬たちには「知らない」こと
…それは、全て「怖いこと」になります。
その「知らない」をまずは、知ってもらうこと。
そして、知ってもらってから、初めてのトリミングを行うこと。
この初めてのトリミングという大イベントを良い印象で作業を受け入れられるよう、
そして、その後のトリミングの時間をストレスが少なく過ごせられるよう目的にしたメニューです。
店の環境にならし、作業の一つ一つをポジティブな印象になるよう褒め言葉と美味しいおやつと共にサポートしていきます。
Flow
初めてのトリミングレッスン
  • Step.1 先ず、愛犬とご一緒にカウンセリングをお受けいただきます。
    (トリミング以外のしつけや食事などの分からない事もお気軽にご質問ください。
    できる限りお応えいたします)
  • Step.2 犬のキャラクター(犬種、性別、性格など)にあわせたメニューを作成します。
  • Step.3 一ヶ月の間、数回に分けご来店いただき、色々な作業を体験していきます。
    まずはトリマーと友達になる事から始めます。
  • Step.4 最終日、犬種に合わせたコースメニュー(シャンプーコースorカットコース)を通しで行います。

初めてのトリミングレッスンの
料金表はこちら

※ワクチン接種証明書の提示をお願いします

Contact ご相談・ご予約など、お気軽にご連絡ください。

営業時間 : 10:00~17:00 定休日 : 木曜日 / 第2・第3水曜日

※施術中だとお電話に出られないことがございます。